旅先での観測結果と少々の旅行情報などを載せています。
(写真はクリックで拡大)


■スカイ宙ドーム・神岡(道の駅)にて

 2016年
4月16日 
 A  B  C

@道の駅 スカイ宙ドーム・神岡の看板

A道の駅 入口
 
B実物大(20インチ径)の光電子増倍管(Photomultiplier)が展示されている

Cスーパーカミオカンデ展示室内のフォトマル(レプリカ)の行列

Dスーパーカミオカンデのリアルタイム情報用モニタ
 (残念ながらこの日は故障の為見られず)

E大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置の模型

F傍に有る素粒子の解説モニタ

G 毛利さん、小柴さん、戸塚さん、梶田さん等の寄せ書き 
    (クリック拡大すれば文章が読めます
       
 D  E  F  G
       

このところ暫く天候、月齢などにより、観測機会に恵まれない。
先日、所用で神岡付近を通った時に岐阜県道471号線沿いに有る道の駅でスーパーカミオカンデの展示室を観ました。
一般の土産物売り場傍らの展示室内では素粒子捕獲のリアルタイム情報が見られるようになっていたが、当日は故障中の
為見られず、大変残念!!
ニュートリノがチェレンコフ光に変換され光の輪が広がる瞬間がもし見られたら最高ですが………。
実物大のフォトマルは流石に迫力が有ります。これが11,000本も並ぶ内水槽を見てみたいものです。
また、毛利さん、小柴さん、戸塚さん、梶田さん他の寄せ書きが有り、児童に夢を語る場に最適です。
(2016年4月19日記)


ニュージーランドの星空へ
 3月5日〜12日にH社のツアーに参加。メインの目的はマウント・クックとテカポで南天の星の観察。その他マウント・クックでの
 トレッキング、クイーンズタウンからミルフォードサウンドでのフィヨルド クルージング、オークランドからマオリ族ショー、間欠泉
 土ホタル観賞も含み旅程は下記です。

 成田 → オークランド(国際線 約10時間)
 オークランド → クライストチャーチ(国内線 1時間20分)
 クライストチャーチ → テカポ → マウント・クック国立公園(ハーミテージホテル) (330km バス約6時間)
 マウント・クック → クイーンズタウン(290km バス4.5時間) → ミルフォードサウンド(300km バス約5.5時間) → クイーンズタウン
 クイーンズタウン → テカポ(ペッパーズ ブルーウォータ リゾート)(260km バス約4時間)
 テカポ → クライストチャーチ(220km バス約3.5時間) → オークランド
 オークランド → ロトルア → ワイトモ → オークランド
 オークランド → 成田(国際線 約11時間)

 今回はツアー会社を利用しましたが、個人旅行をする場合はクライストチャーチでレンタカーを借りればテカポまでの走行所要時間は
 上記の様に約3.5時間となりそうです。マウントクックまで直行の場合は6時間程度。
 車は日本と同じ左側通行で違和感は無し。テカポ、マウント・クックまでの道は一般道ですが、通行車両が少なく、
 両側に巨大な散水装置が設備された牧草地が広がり、羊、牛、鹿がのんびりと草を食む中を快適に運転出来そうです。
 しかし、ラウンドアバウト(環状交差点)が所々にある事、橋の上り下り1車線が多く、譲り合う必要がある事には注意が必要。
 また、その他にも日本国内との交通法規、習慣の違いが無いかを十分調べてレンタカーを利用する事が肝要です。
 また途中には町が少なく人もほとんど見かけません。土産物屋、ガソリンスタンドなどを見逃すとトイレには不自由しそうなので注意が必要です。

撮影日    画像   撮影対象 撮影機材・方法など コメント
 2016年3月6日    ハーミテージホテル
周辺
NIKON D7000  マウント・クック 国立公園に到着。
クライストチャーチからは約330kmの距離をバスで移動。
途中トイレ休憩を2回。
ホテルはリゾート仕様で広くバスタブもついていた。
売店には種々のお土産を売っている。
写真右側の高層ビルがホテル。その左には関連建屋などが広がっているが
この周辺にはホテルは1軒のみ。
 2016年3月7日     マウント・クック
方面
NIKON D7000  ハーミテージホテルの部屋からマウント・クックを望む。パノラマに合成。
夏時間の為21時頃まで明るい。
マウント・クック(ニュージーランド最高峰、3724m)は正面に有るのだが到着時から宵まで
厚い雲に覆われて見えなかった。
星空写真は残念ながら断念。しかしホテル周辺にはほとんど街灯は無く晴れれば絶好の
観測ポイントになりそうです。
 A  B  C   トレッキング 

風景
NIKON D7000  フッカーバレー トレッキングはハーミテージホテルから車で5分の駐車場からマウント・クック
に目がけて進む。道は綺麗に整備されており、起伏もほとんど無いので高齢者でも
無理なく歩けます。
自然保護が徹底されており、人工物は吊り橋など最低限必要な物のみ。
3番目の吊り橋を渡ってすぐ引き返しのコースで往復3時間半程度かかるが途中にトイレが無い
ので考慮必要です。

@夏の終わりなので種類は少なかったが小さな可愛い植物が数種類見られる。
 ここは標高は低いが高緯度のため森林限界で背の高い木は無い
A吊り橋は3個所渡る 
B、C雪渓が若干残り気持ちの良い山岳風景が広がる
D、Eマウント・クックは3番目の吊り橋を超えると正面に
見えるが、この日は残念ながら 頂上付近は雲がかかり、間近で全容を見る事が出来なかった
F、G プカキ湖を望む。氷河が押し出した後の平地と両側の切り立った山並みが
 印象的。プカキ湖の氷河湖独特の薄青色が美しい。

@〜G及び下欄のH〜Oの写真は是非クリック拡大してご覧下さい。
       
 D  E  F  G
       
2016年3月9日       マウントクック  NIKON D7000   クイーンズタウンからテカポに向かう途中で遠くからだが、ようやくマウントクックの全景
を見る事が出来ました。手前はプカキ湖。
 2016年3月9日     善き羊飼いの教会
NIKON D7000 


教会は思ったより小じんまりした建物だが、椅子に座ると湖に向かって落ち着いた
雰囲気が味わえます。









湖全景 をパノラマ合成。
20時25分にマウントジョン山上(写真の左側に位置)の星空ツアーに参加するまで
雲は全天の50%以上であった。
  テカポ湖全景
  2016年3月9日    天の川  NIKON D7000
Sigma
f=20mm
F2.0
30秒露出
Kenko SOFTON(A)
8枚 Composite
星空観察ツアーに参加し、マウントジョン山上に着いた時はかなり晴れていたが、
徐々に雲が出始めました。
写真の左側上下には雲がかかっておりその後、雲が更に広がってしまいました。
比較的雲が少ない8枚をComposite。
内、何枚かには南十字星付近にも雲がかかっている状況。
ダーク補正済。周辺減光補正は未。
ソフト フィルタ着用のため明るい星は滲んでいます。
  2016年3月9日    天の川  NIKON D7000 主な星座名と星座線を記入。 
クリック、拡大してご覧下さい。
 2016年3月6日

3月11日 
 H  I J K
周辺のその他
見所 
  NIKON D7000 Hクライストチャーチの紙の大聖堂(骨組みは紙パイプ)
I山上からのクイーンズタウン
Jクイーンズタウンからミルフォードサウンドへ向かう途中でミラー湖に立ち寄り
K、Lミルフォードサウンド(フィヨルド)にてクルーズ船からの景色。
  切り立った崖から滝が落ちる。船はしぶきを浴びるまで近づきます。外洋はタスマン海

 
L 



■入笠山での観測

撮影日    画像   撮影対象 撮影機材・方法など コメント

2013年6月4日
1時17分

山頂近くでの
天の川 

    

NIKON D7000
シグマ 焦点距離20mm
露出30秒
絞りf=2.8
ISO 3200
固定カメラ

入笠山にて。
前日の夕方から入山。雲が多く撮影を諦めかけたが、当日1時頃から雲が切れ始めた。
その後夜明けまで快晴となり、タイムラプス用に連続撮影した内の1枚です。



■ケアンズでの日食観測

撮影日    画像   撮影対象 撮影機材・方法など コメント
2012年11月14日 ケアンズでの皆既の太陽

FS60CB(f=355mm)
  NIKON D7000
直接焦点

露出を11段変え撮影しましたがISOを3200のまま撮影したため、
3枚のみOK。 大失敗。残念!!
この3枚を使いR-USM処理をしました。

2012年11月19日
ドーン・プリンセス号
    
NIKON D7000

日食観測のため乗った船です。
77,500トン、乗客定員1,990名。
場所は珊瑚海で当日波は高くなかった。しかし 大きな船ですが、ピッチング、ローリングは結構大きく、
太陽は写野の中で目いっぱいに大きく転げ回り、
追尾(手動)が大変でした。 11/6にシドニーを出発、11/13ポートダグラスを出港し
11/14朝、皆既日食当日に晴れている海域に到達。
船は日食直前に微速度直進をしてくれました。
乗船客の内、日食目当ては私達夫婦を含め250名程度。他は優雅な(?)
一般観光客でした。

船上での観測のメリットは
・晴れの海域に移動出来るため観測出来る確率が上がる
ことですが、デメリットは上記の揺れ対策が必要なことと観測中は
今回のように船が微速度直進してくれる必要が有ります。
観測場所は船首は強風を受け、波を被る可能性が有るため避ける方が良い。
また、ピッチングによる揺れは船首、船尾が大きい(真ん中を中心に揺れる?)
ように思えた。従って、船の中間の舷側で風を受け難い場所が最適


■ハワイ島 マウナ・ケアで星空観測
 ツアー会社はT社です。

撮影日    画像   撮影対象 撮影機材・方法など コメント
2012年9月8日 ハワイ島 

マウナ・ケア
オニヅカ・ビジター・センター
を望む

 NIKON D7000

マウナ・ケア山頂には公認8社からのツアーを利用します。
眼下にオニヅカ ビジターセンターが見えます。
高山病を防ぐため、オニヅカで1時間ほどの
夕食弁当になります

2012年9月8日

ハワイ島 マウナ・ケア
登山道からの眺望

NIKON D7000

遠方に見えるのはマウナ・ロア。
雄大な眺めです

2012年9月8日 すばる天文台 NIKON D7000

すばる天文台(左)とケック天文台(アメリカ)
山頂は快晴でした。
標高4,200mですが息苦しさは感じませんでした
ただ走ったり、活発な行動は禁物。
ゆっくりとした動作が必要です。

2012年9月8日 山頂から見たサンセット NIKON D7000

雲海へ美しい太陽が沈みました。
寒いですが、清んだ青空、赤い太陽。
感動です!!
手前に天文台群がわずかに見えます。

2012年9月8日

星空観望会での
天の川

NIKON D7000
焦点距離22mm(Vr18〜200mm)
露出65秒
絞りf=3.8
ISO 1000
ビクセン ポラリエ使用

マウナ・ケア山頂から200m(?)程度下りた広場でツアーの観望会
息を飲むような見事な星空。星の数が多すぎて星座がよく判らないくらい。
マウナ・ケアは2回目の星空ですが、車から降りた途端思わず”ウワー”と声が上がりました
私は説明は聞かずに短い時間(40分程度)、ひたすら星野写真を撮りました。
何度でも来たい場所です。

2012年9月8日

ワイコロアのホテルの部屋からの
天の川

NIKON D7000
焦点距離26mm(Vr18〜200mm)
露出61秒
絞りf=4.0
ISO 1600
ビクセン ポラリエ使用


高速道路のナトリウム ランプの光が明るく、大分かぶってしまっている。
ホテルから車で10分も走れば漆黒の闇。そこでは
時々通る車のライトが邪魔になるくらいだが慣れない土地の闇のスペースは何となく
落ち着かない。



■カナダ ホワイトホースでオーロラ観測

撮影日    画像   撮影対象 撮影機材・方法など コメント
2011年11月25日

ホワイトホース郊外の
観測小屋

 NIKON D7000

街から車で30分ほどの場所に有ります。
ここでオーロラを待ちます。
中はストーブで暖かいが、外は零下25℃くらいです。
ツアーだったので、簡単な食事や菓子が準備してありました。
参加者と談笑したり、この地方の物品など見ながら過ごしました。
毎日21時頃にホテルを出発、1時か2時頃に引き上げました。

2011年11月25日

観測できた唯一の
オーロラ

NIKON D7000

観測期間は4日間でしたが、初日にこれが出現しました。
簡単には見られないと思っていたので大変喜びましたが、これっきり。
カーテン状を期待していたので、少しがっかり。
でも見られたので幸運と思っていましたが、同期間にそれほど離れていない
イエローナイフでは凄いのが見られた由。………。